映画メイキング担当やオフィシャル宣伝映像などで、
映画に参加する機会が多い株式会社APP。
映画撮影って一ヶ月とか二ヶ月とか。
多いと一日3時間くらいカメラ回したりするのですが、
そうなると、100時間とか超えてくるんですよね。
メイキング撮影素材。
この素材管理をすごい甘く見てる人がいるのですが、まあその話はまた今度ということで、
膨大な素材を管理するAPPは、そのまま映画公開後、DVD&ブルーレイ特典映像で
メイキング特典やイベント特典、インタビュー特典など。
まるっと流れで担当することが多いです。
セル(DVDやブルーレイなど売り物)発売元から連絡があります。
セル担当者「APPに「(映画)」のメイキング素材ありますか?」
って感じだったり。
最近だと、映画の制作委員会にコンテンツを販売する会社が入ってたりするので、話が早かったり&ややこしかったり笑
特典映像がいつ発売されるか?
DVDだけなのかブルーレイなのか。
尺は??
一枚組なのか、二枚組なのか。
二枚だと特典映像だけで120分以上特典映像を入れることができますが、
一枚組だと、特典映像んー。トータル70分とか80分とか。
ちゃんというと、下げたりなんか方法はあるらしいのですが、オーサリングは無知なのでよくわかりません。
一枚組だと、
メイキング45分。
イベント20分。
インタビュー10分。
とかこんなもんです。
APP はオフィシャルで映画宣伝に参加していることが多いので、
映画のイベント映像(初日舞台挨拶や完成披露、試写会…)などの映像を持っています。
なので、素材集めるの結構簡単ですが、
他社からもらうこともあります。
ここで大事な話なのですが。
データを管理&保管、無料だと思っておりませんか?
誰かが、どこかで仕事しているからデータって保管できるんです。
こまかくは書きませんが。
ココらへんは会社内でパソコンでぽちぽちぽちぽちです。
イベントなんかは、
ここNGですくらいで自由につくれますが、メイキングだと打ち合わせ内容にそってつくることが多いです。
ただ、だいたい映画が好きでDVDとか買うので、
特別なことするよりは、
THE・メイキングみたいな普通のやつが好かれます。現場で何があったとか、現場でのコメントとか。主演二人の楽しげな感じとか。
いや、ありますよ。
「ごめん、一週間でラフあげて」とか。
もーそんなの金額倍です。(うそです)
だいたい3〜4週間はいただきます。
というか、制作進行の方は、それくらい余裕持って仕事しましょう。働き方改革です。
ここで急に登場人物が増えます。
APP(特典映像をつくってる人)、発売元(窓口の人、その人の上司)、映画チーム(キャスト、監督、プロデューサー)
ここからバトルロワイヤルです。
ノーガードの殴り合いが始まります。
そしてそのしわ寄せがAPPに来ます。( ゚д゚)
「アプルーバル」なんていい方をします。確認に回す作業。
ちょっと大げさに書きましたが、だいたい一回修正とかで終わります。(じゃないときも…)
無事にラフが完成。役者アプルーバルもOK。
ということで、
「このラフで納品作業進めます。」
ってところまで来ました・
ここからやることは、2つ。
1,整音&MA作業(音をより良くする作業)
2,映像をよりよく(ここは最近ほとんど無い→予算めっちゃかかるから)
3,テープ(HDCAM)にしたり(結局保存(アーカイブ)って考えるとテープに勝てるメディアがない)
などの作業を。オンライン編集(ラフが下書きだとすると、オンラインは清書です)のためにスタジオにはいります。
編集スタジオ。
ここを通して、HDCAMにしたり、MA作業をしてもらいます。
自己がないように。
そして、ここの作業立ち会う人もいますし、APPだけのこともたくさんあります。
そして、あとはオーサリング会社へ納品です。
ここから先の作業はほとんど知りません。
ただ、オーサリング会社にいれてから大量生産なのであれば1000枚とか。
少なくとも一ヶ月はかかるものだと。
いつものスケジュールを逆算するとそれくらいかかっている印象です。
そして、販売されます。よかたよかた。
たくさんいろんな人がでてきますし、人が一人動くということはお金が発生するということです。
無料ではなにも動きません。
このように特典映像を制作しています。
最後までお読みいただきありがとうございました!